廃棄物削減
廃棄物削減の取り組み
住友理工グループ全体の2019年度の有価物を除いた廃棄物および全廃棄物排出量は2017年度に比べ各々、8.0%減少、4.7%減少となりました。一方、2019年度の原単位は、2017年度に比べると各々4.1%減少、0.6%減少しました。これは、不良低減や歩留まり改善と共に未加硫ゴムの再利用(有価化)などを進めたためです(2017年度より、有価除く廃棄物削減目標を設定)。
- 廃棄物(有価物除く)排出量(住友理工グループ)

- ※1 原単位の分母は、集計対象範囲の売上高(内部取引消去後)を使用。
- 廃棄物排出量(住友理工グループ)
第三者保証
- ※2 2015年度の集計範囲は、住友理工、住友理工グループ国内9社、海外11社です。
- ※3 2016年度より2013年に買収した欧州企業2社およびその子会社を、2017年度より海外16社を集計範囲に加えています。
- ※4 原単位の分母は、集計対象範囲の売上高(内部取引消去後)を使用。
- ※5 廃棄物排出量には有価物を含みます。
廃棄物削減事例

スプレー缶充填機
埼玉事業所では、金型や設備洗浄作業で長年使用してきた洗浄剤はスプレー缶タイプでした。このため、洗浄剤を使い切るとスプレー缶が廃棄物になり、購入時には梱包材としての段ボールが廃棄物になっていました。これに対し、スプレー缶を廃止し、充填式スプレーに切り替えることと致しました。
これによって、スプレー缶の全廃を実現でき、梱包材としての段ボールも同時に無くなりました。洗浄剤の購入時の荷姿は一斗缶に変わったため、新たに一斗缶が廃棄物に加わりましたが、この活動全体での廃棄物低減量は、207kg/年となりました。
海洋汚染問題への取り組み
2019年度の海洋プラスチック問題改善に繋がる活動として、小牧製作所の食堂ではデザートのプラスチックスプーンを紙製に変更しました。また、グローバル本社では、飲料用自動販売機においてペットボトル飲料を全廃し、金属缶の飲料に置き換えました。今後も、できるところから一歩ずつ改善を進めて参ります。
プレスリリース
(2020/2/20)住友理工、グローバル本社でペットボトル飲料の販売廃止~プラスチックごみによる海洋 汚染問題への 取り組みを実施~
今後の課題と対応
2020年度も、2022年度目標(2017年度に比べ原単位で5%減)の達成に向けて、事業本部推進責任者を中心に削減活動を進めます。特に各部門で継続して実施している不良低減・歩留まり改善を押し進め、廃棄物発生量の削減を行い、発生した廃棄物は有価物化やリサイクル化で再利用します。
また、不良低減や歩留まり改善の効果が大きい事例については、事業本部推進責任者から関連する拠点へ展開し、グループ各社の削減活動の強化に努めます。