今、自動車業界は100年に一度の大変革期を迎えています。その変革のカギを握るのが、「Connected(コネクテッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared & Services(シェアリング)」「Electric(電動化)」の頭文字をとった「CASE」です。CASEの進化を加速させる。その先に、私たち自動車産業がめざす、理想のクルマ社会があります。
1929年の創業以来、住友理工グループは防振ゴムやホースの開発を通じて、自動車産業の発展を支えてきました。次世代モビリティの開発に向けて世界が動き出した今、私たちもさらに技術を進化させ、特にCASEにおける「Autonomous(自動運転)」「Electric(電動化)」領域を軸に、安全・快適・環境の側面から社会に貢献します。
お客様のニーズを満たす製品開発のベースとなるのが住友理工のコアコンピタンス。配合・合成・改質をベースに高機能な原材料を創出する「高分子材料技術」と、製品に必要な性能や信頼性を自社で評価・検証する「総合評価技術」です。2つの強みを武器として、既存事業の拡充はもちろん、新市場・新領域への事業展開を積極的に進めています。
今、温室効果ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルの世界をめざし、各国がその取り組みを加速させています。自動車においては従来のエンジン車から、ハイブリッド車(HEV/PHEV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCEV)への移行は不可欠です。私たち住友理工は創業以来、時代の方向性や市場ニーズを的確につかみながら事業領域を着実に広げ、新しい価値を創造してきました。これからも住友事業精神が謳う「萬事入精(ばんじにっせい)」「信用確実」「不趨浮利(ふすうふり)」を忠実に守りながら、世界中で必要とされる“Global Excellent Manufacturing Company”への飛躍を目指し、次世代のモビリティ、そして次の新しい世界を切り拓いていきます。