住友理工

 

トップメッセージ Message from the president and CEO

住友理工は、1929年の創業以来、時代の方向性や市場ニーズを的確につかみながら事業領域を着実に広げ、社会に安全・安心をお届けする製品を世に送り出してきました。当社は「住友グループ」の中の1社で、その企業活動の根幹には400年にわたって受け継がれてきた「住友事業精神」があります。住友事業精神の基盤となる「文殊院旨意書」では、あらゆることについて心を込めて丁寧慎重に励むことを説く「萬事入精」という言葉が記されているほか、その要諦である「営業の要旨」では、「信用確実」(住友の事業は、何よりも信用・信頼を大切にすることを基本にすべきである)、「不趨浮利」(社会の変化に迅速、的確に対応して、常に公共の利益との一致を求め、一時的な目先の利益を追って軽率かつ粗略に行動してはならない)という考え方が謳われています。これらの精神は、現在も住友グループ各社の経営指標として引き継がれています。

近年、気候変動による気象災害の激甚化をはじめ、資源・地政学リスクの増加、人権問題など、様々な社会課題が浮き彫りになると同時に、社会のあり方や人々の価値観、行動様式は変化し続けています。先の見通しが不透明なこの時代においてこそ、過去の概念にとらわれることなく「萬事入精」、「信用確実」、「不趨浮利」の精神を体現し続けることは、サステナブルな社会の実現に貢献すると同時に、世界中で必要とされる企業としての当社の歩みを更に加速させるものと考えています。

住友理工グループは、2029年に100周年を迎えます。2023年5月には、当社の存在意義(パーパス)である「素材の力を引き出し 社会の快適を モノづくりで支える」を制定し、長期ビジョン「2029年住友理工グループVision」として、「理工のチカラで社会課題に挑戦するソリューションリーダー」を2029年のありたい姿として公表しました。また、ありたい姿を実現する3つの方向性として、社員エンゲージメント向上やパートナーシップ共創に向けた「未来を開拓する人・仲間づくり」、気候変動、脱炭素などの環境変化へ柔軟に対応する為の「柔軟かつ強固な組織づくり」、次世代モビリティへの対応や安全・快適価値の提供拡大に挑戦する「持続可能な社会に向けた価値づくり」を定めています。サステナビリティ経営を支えるこれらの方針を通して、社会課題の解決に向け、グループ全体でいっそう尽力してまいります。そして、多くの仲間と新しい社会価値の創造に向けた長期志向の経営によって、社会とともに持続的に成長し、世界中で選ばれ続ける“Global Excellent Manufacturing Company”となることを目指してまいります。
今後とも、当社グループの企業活動についての一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

住友理工株式会社
執行役員社長
清水 和志
住友理工

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