自然共生社会への貢献 Contributing to a Society in Harmony with Nature
従業員、地域社会、地球環境
基本的な考え方
住友理工グループは、天然ゴムをはじめ、大気や水、鉱物など様々な自然の恵みを利用して事業活動を行っています。私たちの事業活動で自然の恵みを汚したり無くしたりしてはならず、後世に引き継いでいく責任があることを認識し、環境長期ビジョン2050で自然共生社会の実現を掲げました。そのため生物多様性保全のため森つくり活動や近隣地域の美化活動の他、サプライチェーンに関わる環境保全にも活動範囲を広げていきます。
持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム「GPSNR」に加盟
住友理工は2022年7月25日、「持続可能な天然ゴムのためのグローバルプラットフォーム(GPSNR)」に加盟しました。
関連情報
生物多様性のリスク評価
当社は生物多様性の保全を企業行動憲章に掲げています。生物多様性保全の鍵になる重要な地域であるKBA(Key Biodiversity Area)と住友理工の拠点が重複していないか評価を行いました。日本11拠点、中国16拠点、アジア諸国16拠点、米州9拠点、欧州・アフリカ18拠点の調査を行い、KBAと重複している拠点がないことを確認しています。
近隣地域への環境保全活動
住友理工は近隣地域への環境保全活動として、「住友理工の森」活動での間伐材の伐採、松阪事業所近郊側溝の清掃活動、裾野市美化活動など、積極的に参加しています。
住友理工の森づくり事業
2008年7月1日に長野県「森林(もり)の里親促進事業」の理念に賛同し、住友理工(当時・東海ゴム)は長野県北安曇郡池田町と里親契約を締結しました。これは、地球環境保護活動の一環として、CO2の吸収源としての森林作りを目的にしているものです。住友理工の森では長野県庁による森林CO2吸収量認定を毎年受けております。(令和4年度の吸収量:379t-CO2/年)
この事業では、森林保全のための資金支援はもとより、春・秋の年2回住友理工のボランティア隊を派遣しています。1泊2日のボランティア活動では、森林保全の間伐、枝打ち、植林などを地元の皆さまの指導の下に行っているほか、農業体験、郷土食作り体験、地元・広津地区の皆さまとの交流会など地域交流にも努めています。
この事業では、森林保全のための資金支援はもとより、春・秋の年2回住友理工のボランティア隊を派遣しています。1泊2日のボランティア活動では、森林保全の間伐、枝打ち、植林などを地元の皆さまの指導の下に行っているほか、農業体験、郷土食作り体験、地元・広津地区の皆さまとの交流会など地域交流にも努めています。
住友理工松阪の森づくり事業
2010年8月26日に三重県の企業の森事業に賛同し、三重県、松阪市、地元勢津地区の皆さまと住友理工(当時・東海ゴム)の4者で5年間、24.5haの森林保全の契約書を締結しました。地元が協力しての4社協定や従業員が参加する契約森林での森林保全活動の実施は県内で初めてのこと。2020年度には3度目の契約更新を行いました。
従業員ボランティアによる森林保全活動は毎年、春と秋の年二回行われ、間伐などの作業のほか、地元の皆さまとの交流事業を行っています。
東海化成“みたけの森”活動
2017年5月に、御嵩町、岐阜県、東海化成工業の3者による「企業との協働による森林づくり」協定を締結し活動を開始しました。これは、持続可能な低炭素社会の実現と、未来の子どもたちに豊かな自然を残すことを目的とし、本社工場のある地元御嵩町内の町有林の森林保全と里山の再生に従業員とステークホルダーとの協働で行っているものです。
この森林保全活動により、今後50年間で290tのCO2が吸収されることを岐阜県知事より認証されています。
従業員による月一回の整備活動のほか、春・夏・秋の年3回の全社参加イベントを開催し、地元のみなさまを交えた地域交流も行っています。
この森林保全活動により、今後50年間で290tのCO2が吸収されることを岐阜県知事より認証されています。
従業員による月一回の整備活動のほか、春・夏・秋の年3回の全社参加イベントを開催し、地元のみなさまを交えた地域交流も行っています。
周辺美化活動
住友理工の各製作所・事業所、また東海化成工業などグループ会社では、従業員ボランティアによる周辺清掃を定期的に実施しています。
特定外来生物の駆除
昨年に続き、2023年5月に、日本の生態系に重大な影響をおよぼす恐れのある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定されている「オオキンケイギク」の駆除活動に参加しました。小牧市、市民ボランティア、近隣企業から約60名が集まり、小牧市総合運動場周辺の駆除活動を実施しました。
地域との情報共有
近隣地域とのコミュニケーションを通じて、地域社会との相互理解と共存共生を図るため、住宅と隣接する小牧・松阪製作所では、近隣自治会役員の皆様と地域連絡会を行っています。この中で、地域環境保全についても情報交換しています。
今後の課題と対応
住友理工グループの事業と直接的、間接的に結びついている地球資源や自然、生物多様性との関係を明らかにするとともに社内で共有することで、単なる社会貢献活動ではなく事業活動として社員一人一人に認識させていきます。
さらに取り組みのコンセプト作りを拠点ごとに行い、地域に即した活動にしていきます。
さらに取り組みのコンセプト作りを拠点ごとに行い、地域に即した活動にしていきます。