住友理工

 

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E
電動化

シーリングテクノロジー

クリーンなクルマを
安全に普及させるシーリング技術。

電気自動車(EV)がバッテリーからモーターに電気を送るように、燃料電池車(FCEV)では水素をFCスタックに、ハイブリッド車(HEV/PHEV)は電気と燃料をモーターとエンジンにそれぞれ送っています。その際、電気や水素を外部に漏れ出さないように絶縁・密封する技術が安全上、必要不可欠です。特に水素を燃料とするFCEVでは、より高度な技術が求められます。そうした絶縁・防塵密封環境をつくる技術がシーリングテクノロジーです。この技術は自動車だけでなく、トラックやバスなどの商用車、そして鉄道車両の開発にも採用。自動車で実用化されている技術を自動車の枠を超えた領域へ応用することで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

ニーズ

あらゆる条件下でも
水素が漏れないパーツを。

EVと並んで、次世代のエコカーとして期待されているのが、走行時に二酸化炭素を放出せず、水のみを排出するFCEV。FCEVはFCスタックと呼ばれる発電装置に、燃料である水素をタンクから送り込む必要があります。水素は非常に化学反応を起こしやすい物質であるため、決して外部に漏れ出すようなことがあってはなりません。そのため、水素を送るホースや、ホースとホースが結合するパーツにおいて、非常に精密な技術が要求されます。水素が漏れ出さない仕組みを確立することが、FCEVを普及させるうえで必須とされていました。

価値

素材力と技術力で、
水素を確実に密封する。

漏れの許されない水素を高圧で搬送するホースを、住友理工が培ってきた材料配合技術を用いて開発。課題となっていた接合部分には、水素を漏らさないバリア設計のシーリングも開発し、信頼性と耐久性の高いパーツでFCEVの製造に貢献しました。また、発電装置であるFCスタックにも、水素の流路を形成するためのゴム製シール部材を開発し、提供しています。ホースと同様、決して水素が漏れ出すことが許されないパーツ。高度かつ精密な技術で理想的な素材を生み出し、次世代のエコカー普及を後押ししています。

関連製品

水素ホース

水素ホース

水素タンクに補填された水素をFCスタックに供給するホース。分子量が小さい水素に対する非常に高度なシール性要求に応え、いかなる条件下でも水素を車外に漏らしません。

セル用ガスケット

セル用ガスケット

FCスタック内で水素と酸素、そして、水の漏れを防ぐゴム製シール部材。氷点下から100℃以上の広い温度領域において高いシール性を発揮し、FCEVの長期安全性、高効率な発電性能に貢献しています。

トヨタ新型「MIRAI」に
搭載された主要製品

FCEV向け防振ゴム

FCEV向け防振ゴム

FCスタックフレームマウント / レギュレーターマウント / 水素タンクマウント / エアーコンプレッサーマウント

FCEV向けホース

FCEV向けホース

水素ホース / エアー系ホース / FC冷却用ホース

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