モノづくりのすべての流れに関わる仕事。
世界の現場を支える、生産技術のやりがい。

谷澤 和紀2014年入社
防振製造技術部 生産技術課
材料機能工学専攻

作業する人の立場で物事を考える。

「生産技術」とは、製品をいかに安く作るか?を考え、工程設計から量産までの製造工程を企画、具現化する仕事です。私は入社以来、8つの新設自動一貫ライン立ち上げに携わり、その中の6ラインでは自ら企画・生産ライン立ち上げを行いました。また、生産工程で起こり得る不具合などを洗い出し、その対策を工程に織り込んで不具合を未然防止することも、私たちの重要な仕事です。現場でモノづくりを行う部門(製造部)の声を受けて改善活動を行うことや、設計最適化に向けた情報をフィードバックすることもあります。
生産技術の仕事をする上で私が何よりも大切だと思うのは、実際に設備を使う人や、作業する人の立場になって物事を考えることです。現場で生じている課題(作業工数の多さなど)に対して一緒に解決策を考え、それを工程に反映させることができた時は、やりがいを感じます。

海外の支援活動で学んだこと。

私の所属する部署の魅力は、若手社員でも新しいことにどんどんチャレンジできる風土があることです。国内拠点だけでなく、海外でもアメリカ、メキシコ、インドネシア、中国の4拠点で支援活動を行ってきました。言語も考え方も異なる海外の国では、日本で「当たり前」だったことが通用しません。作業者の技術力にも差がある中で、シンプルな考え方が重要であることを学びました(「ボタンを押すだけで製品が出来上がる」というのが私の理想のイメージです)。使用する設備や人の動きなど、あらゆる点において、日本でのやり方に固執せず、その国に合った作り方を取り入れることが必要です。単に多くの製品を作るための設備ではなく、「人と設備がきれいに動ける工程設計」を心がけています。
私が今後めざしていきたいのは、シンプルな考えを活かしたモノづくりを海外に発信していくことです。海外駐在の機会があれば、小牧製作所と肩を並べるようなグローバルの「マザー工場」を作れるよう、自分の力を発揮していきたいと思います。

INDEXへ戻る