中国拠点の強みを活かしたモノづくり。
現地スタッフとともに、課題に挑んでいく。

森本 雄策2013年入社
東海橡塑(天津)有限公司
機能高分子学科出身

スタッフの成長を実感できる喜び。

東海橡塑(天津)有限公司(以下、TRT)生産技術部では、製品の立ち上げや工場の製造合理化、設備の導入、品質改善計画の立案・実行などを行っています。より品質の高い製品を低コストで提供するために、現状に満足することなく「ベストプラクティス」を探求することが、私たちの使命です。また、中国拠点の強みを活かした品種を一括生産し、日本やアメリカなどの住友理工グループにも出荷しています。
TRT防振事業のモノづくり競争力向上のカギとなるのが、現地スタッフの育成です。生産技術だけでなく、品質保証や製造などさまざまな部門の現地スタッフと協働しながら、若手を中心とした人材育成に力を注いでいます。彼らと技術的な議論を行う際、彼らから建設的な意見が出てくると、スタッフの成長を実感します。私にとって大きなやりがいを感じる場面です。

拠点固有の課題に挑む。

これまでの経験で特に苦労したのが、中国政府の環境規制への対応です。近年、中国では非常に厳しい環境規制が実施されています。防振ゴム生産に使用する接着剤の塗布ロスや加硫直後に発生するガスがその対象とされており、高額な排ガス処理装置を導入して生産対応しています。そういった拠点固有の事情を十分考慮し、人が行う仕事と設備で行う仕事をうまく組み合わせたライン構成や設備設計、レイアウトを造り上げる事に注力しています。
今後の目標は、時代の流れやお客様のニーズをいち早くとらえ、競争に打ち勝つことができる強いモノづくり基盤を築くことです。各拠点のモノづくり風土を活かして、新たな製法開発や工程設計にチャレンジしたいと思います。

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