当社の多くの主力製品を支える、
「ゴムを練る技術」の奥深さ。

松下 祐子2014年入社
研究開発本部 基盤材料開発研究所 要素技術研究室
生命物質工学科出身

ゴム練り工程の評価技術を確立する。

私が所属する要素技術研究室は、当社のコア技術の深化や評価・解析技術の革新などを担っている部署で、将来の製品ニーズにスピーディーに応えるための基礎研究を行っています。その中で私が担当しているのは、高品質なゴム練り技術を確立するための、評価技術の開発です。生産性が高く品質の良い材料を作るために、多種のゴム材料を混ぜ合わせる工程を作る(進化させる)ことが、私の役割になります。
私が関わっているゴム材料は、防振ゴムやホースといった当社の主力製品に使われる、とても重要なものです。そうした重要な材料をチームで意見を出し合いながら作り上げていくプロセスに、面白さを感じています。今後めざしていきたいことは、担当するゴム練り工程の評価技術を確立し、世界各国の拠点に展開することであります。将来は、世界中で誰も作ったことのない技術を生み出し、会社の将来や社会に貢献したいと思っています。

未知の材料や技術に触れる喜び。

仕事をする上で私が特に大切にしているのは、「現地現物」です。ゴム材料の仕上がりは、データ上だけでなくゴムのまとまり感やにおいなど、感覚的な部分でも確認を行う必要があります。また、製造を担当するスタッフときめ細かいコミュニケーションを取り、「こういう点を意識してください」と意図を細かく伝えることも必要です。
作業のポイントや安全面の注意点などをまず自分自身が把握する必要があるので、現場に行く機会を増やすようにしています。
未知の材料や技術に触れられることは、この仕事だからこそ感じられる喜びです。新しい発見や知見を得ることによって自分の成長を実感できた時や、新技術を通じて社会に貢献できたと感じられた時に、やりがいを感じます。

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