「社風の良さ」は、モノづくりに表れる。
お互いの関係が活きる、材料開発の仕事。

野末 絢深2012年入社
研究開発本部 材料技術統括部 産業材料技術室
生命物資工学科出身

建設機械に使用される
高圧ホースの材料を開発。

私の部署では、住環境、ICT、インフラ向け製品の材料開発(つまり、自動車関係以外の製品全般です)を行っています。その中で私が担当しているのは、建設機械などに使用される高圧ホースの材料開発です。高圧ホースとは、ゴムとワイヤーで作られたホースで、高い耐久性と耐圧性が求められます。そうした重要な材料を改良したり新しい特性を持たせたりするこの仕事には、大きな責任があると思っています。
材料開発の仕事を通してやりがいを感じるのは、お客様の期待や感謝を感じた時です。開発状況や結果をお客様に報告した時、当社製品に対する期待を感じられた時は、「今までやってきて良かった。もうひと踏ん張り!」という気持ちになります。材料開発とは、自分一人ではなく多くの人たちと協力しながら進めていく仕事です。チームでの仕事ぶりが認められたことに喜びを感じます。

社員の魅力を感じたインターンシップ。

住友理工に入社したきっかけは、修士1年の時にインターンシップに参加したことです。モチベーションの高い社員の姿を見て、将来の自分がイキイキと働く姿をイメージできました。社風の良さや働く人の姿勢が、最終的にはものづくりに表れる。そんなことを感じました。
そして入社後、人との関わり方について深く考えるきっかけになったのが、海外拠点(主にインド)の現地スタッフと仕事をした経験です。当初は言語や文化の違いから思うように仕事が進みませんでしたが、積極的に電話やWeb会議などで対話する機会を作り、メールでやり取りする際はグラフや図を交えるなどの工夫をしました。そしてさらに役立ったのが、実際に何度かインドに出張して一緒に仕事をしたことです。直接お互いの顔を見て会話することによって、現地のスタッフと新たな関係を築くことができました。
これまでの経験を活かして私がめざしていきたいのは、高圧ホースの開発を通して当社のグローバル展開に貢献することです。幅広い視野を持って、製品の可能性を追求できる技術者になりたいと思っています。

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