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先輩社員

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モノづくり研究所 第一生産技術開発室 牧村 敏史 2011年入社

モノづくり研究所 第一生産技術開発室 牧村 敏史 2011年入社

OB訪問や会社説明会で出会った社員の温かい人柄や、当社の活気あふれる雰囲気に魅力を感じたことが入社の決め手に。現在は防振ゴムを中心にあらゆる事業分野の製法開発や技術開発に取り組んでいます。


考え続けなければ『ひらめき』は生まれない。広く深く、発想力を鍛えながらこれからの“モノづくり”を変えていく。

現在の業務内容は?

現在、防振ゴムを中心としたさまざまな事業分野の製法開発の中で、塗料など液体材料の塗布技術に関する研究開発に携わっています。いろいろな形状の製品に対し、それぞれに最適な塗布技術を開発すべく、日々研究に励んでいます。学生時代は生物応用化学を専攻していたため、始めは製法や機械の知識がなく戸惑うこともありましたが、入社後、約1年間の実務研修を通してモノづくりの基礎を学びました。

難しさを感じることは?

製法開発は、品質の向上やコスト削減に直結する重要な仕事です。開発はトライ・アンド・エラーの連続で、開発期間は1年程度のものから5年後、10年後を見据えた長期的なものまで実にさまざまです。テーマごとに材料開発や生産技術など他部署とも連携しながら、従来の常識に捉われない自由な構想を追求しています。現在担当している塗布技術の開発は非常に緻密な観察力が求められる仕事です。コンマ何ミリの違いが成功を左右します。そのため、小さな現象も見逃さず徹底的に追及しながら研究開発を続けています。

住友理工で働く魅力は?

当社では真っ向からアイデアを否定されることはありません。「まずはやってみる」ということを大切にしており、若手社員に対しても主体性を尊重してくれる風土に魅力を感じています。その分、壁にぶつかることもありますが、1回の実験で失敗したからといって、その行為は無駄にはなりません。失敗とは「できないことが分かった」ということです。何がダメだったのかを考えたり、別の方法を導き出したりと次のステップへ進むためのヒントが得られます。

どんなときにやりがいを感じますか?

研究・開発し続けた新技術が、量産現場で成果を出している姿を見たときにやりがいを感じます。開発技術は実験室で完成させることが理想ですが、現場でしか分からないこともあります。実験で何千回と繰り返し評価をしても、材料のロットや温度の違いなどにより物性に変化が表れることがあるからです。工場や関係者の協力を得ながら改善・改良を繰り返し“新しい技術”を、 “確実に使える技術”へと完成させていくことに面白みを感じています。

今後の目標について教えてください。

革新的な製法の開発に挑戦し、モノづくりの姿を変えていきたいと考えています。これまでにない技術をつくるには、今ある技術課題や問題点などの解決策を考え続けることが重要です。また、モノづくりでは、多くの製法知識なくしてひらめきを得ることはできません。その為、専門メーカーや大学など社外の研究機関とも協力しながら、知識や技術を広く深く追求し、発想力を鍛えています。また休日には博物館や工場見学に行き、職場とは異なるモノづくりを見学することもあります。仕事半分、趣味半分で、職場とは異なるモノづくりの現場に触れ、良い刺激を受けています。