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先輩社員

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資材部 原料課 當金 大宙 2013年入社

資材部 原料課 當金 大宙 2013年入社

大学卒業後はニューハンプシャーの大学院に進学。留学中に参加した企業フォーラムで当社のことを知り、積極的に海外展開をしている経営戦略や事業内容に魅力を感じて入社を決意しました。学生時代に培った語学力を武器に日々、海外の取引先と交渉にあたっています。


交渉は駆け引きの連続。海外で活躍する日を目指して勉強の毎日です。

現在の業務内容は?

資材部で繊維や接着剤などの原材料の調達に携わっています。海外の拠点ごとに調達先が異なるため、原価の低減や安定調達を目指し、各仕入れ先と交渉します。現在はブラジルをメインに担当しています。交渉は駆け引きの連続です。ただ安く購入すれば良いというわけではなく、下請法などまずは国ごとの法律や税制を理解しなければなりません。英語には自信がありましたが、法律や材料名などの専門用語は入社後、実務を通して一から覚えました。はじめはメールを読むだけでも辞書が手放せませんでしたが、今では随分慣れてきました。

入社後最大のチャレンジは、どんな仕事でしたか?

2014年の大雪の日に交通機関が麻痺し、原材料を輸送していたトラックが立ち往生してしまいました。日頃から担当業務については自由な判断が求められる当社ですが、こうした緊急事態でも担当者としての責任ある判断が求められます。このままでは納期に間に合わないという状況で、まずは現状を把握することからはじめました。トラックがどこにいるかを確認し、社内に協力を呼びかけ、何とか中継車を手配することに成功。無事、原材料を受け取れたときにはうれしさと同時に、工場を止めずに済んだという安堵感に包まれました。

どんなときに成長を感じますか?

新規材の原価低減に成功したときです。まずは商社に問い合わせたり、自らリサーチしたりしながらマーケットの情報を収集します。仕入れ先を選定し、サプライヤーとの価格交渉の末、お互いに納得のいく条件で契約できたときにはやりがいを感じます。しかし、まだまだ学ぶべきことは多くあります。担当プロジェクトなどについて共有する部内ミーティングでは、毎回上司や先輩たちから仕事の進め方についていつもアドバイスをもらいます。知識や経験が豊富な先輩たちからの助言は、成長する上で欠かせません。

仕事をする上で心がけていることは?

海外でM&Aを積極的に行っている当社では、合併先の企業とコミュニケーションをとる機会も少なくありません。そういった際は、既存の制度や文化を尊重するように心がけています。それらを無視して一方的に提案しても、受け入れてもらうことは困難です。まずはこれまでの流れをくみ取りながら、相手にとって有益な情報を提供するなど、歩み寄ります。すぐには受け入れてもらえないケースもありますが、根気強く話し合いを重ね、一歩ずつ信頼関係を築けるように努力しています。

今後の目標は?

まずは担当製品の売上目標を達成することです。そのためには交渉スキルはもちろん、上司への報告や相談など、日頃から一つひとつの業務を丁寧に行うことも重要だと思います。私は自力で仕事を進めようとするあまり、つい事後報告になってしまうことがあります。しかし先輩や上司に情報共有をすることで、より良い方法やアドバイスを得ることができ、質の高い仕事の進め方ができます。また海外拠点が多い当社では、若手でもやる気さえあれば海外赴任のチャンスがあります。将来的には学生時代に留学していたアメリカに赴任したいです。