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先輩社員

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防振事業部 防振技術統括部 棚橋 洋昭 1985年入社

防振事業部 防振技術統括部 棚橋 洋昭 1985年入社

数多くの新規部品の開発、北米拠点での駐在員などを経て防振技術統括部の統括部長に就任。開発者としての視点を持ち続けながら、グローバルマーケットを視野に、より良い組織づくりを追求しています。


世界から必要とされる技術がある。その誇りが、次なる製品開発の原動力です。

現在の業務内容は?

自動車用の防振製品をメインに設計・開発を行っている部門を統率しています。統括部長である私の仕事は、防振製品の世界シェアNo.1を維持し、さらにシェアを拡大させるため、海外戦略や新たな拠点での組織づくりを考え、実行することです。近年、当社では海外企業を対象としたM&Aを積極的に実施。人員配置や予算配分などを考慮しながら、注力するポイントを見極めていきます。特にテクニカルセンターがある中国、北米、ヨーロッパには定期的に現地を訪れながら、開発部門全体でグローバル戦略に取り組んでいます。

モノづくりをする上で大切なことは?

目の前の仕事に、いかに真摯に向き合えるかが重要です。モノづくりは地道な作業の連続です。どんなに素晴らしいアイデアでも、世の中に出るまでは徹底的な製品評価の連続です。特に海外の場合、気候や道路状況、使い方などさまざまな点で日本と異なるため、あらゆるパターンを想定し、ひとつずつ検討していくことが重要です。繰り返しテストをしてもなかなかパーフェクトな状態には至らず、時には果てしなさを感じることも。しかし「この技術が世界で必要とされている」という誇りを励みに開発に取り組んでいます。

今後、目指すべき組織の姿とは?

開発部門は常に一歩先の未来を見据え、会社を引っ張っていくべき部署だと実感しています。他社と同じことをしていてはシェアの拡大は難しく、5年後、10年後の受注は約束されません。目の前にある開発業務に堅実に取り組みながら、次代を捉えた新たな技術やアイデアをどう盛り込んでいくか。組織が一丸となって競争力を身につけ、ブレイクスルーを目指すことが重要です。その中で私は組織の旗振り役として、全員が同じ方向を向き、楽しく全力で仕事に励める環境をつくっていきたいです。

自分の部下に求めることとは?

若いメンバーには、常に意志と誇りをもって仕事と向き合ってほしいです。資料の作成ひとつでも「上司に言われたから」と投げやりな感情で作ったものでは、誰も説得することはできません。すべての仕事に意味を見出しながら、意志をもって取り組んでほしいです。開発現場で図面を設計する際も同様で、一つひとつの寸法には意味があります。ひとつでもおろそかにすれば必ず破綻します。技術は正直です。真摯に取り組めば必ず応えてくれるので、すぐには結果がでなくても諦めずに努力を続けてもらいたいですね。

学生へのメッセージ

当社には未知の領域にも果敢にチャレンジしていく社風があります。私自身、これまでに新規部品の開発や海外マーケットでの受注などさまざまなことに挑んできました。新しいことに挑戦するときは今でも期待と不安でいっぱいです。しかし人生は楽しまないと損。当社には互いにフォローし合い、プレッシャーすらも楽しみながら、全力で仕事に励める環境があります。みなさんも仕事のための人生ではなく、人生を楽しくするための仕事をぜひ選択してください。