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先輩社員

先輩社員
産業資材事業企画部 部長 産業資材営業統括部 化工品営業部 部長 大阪支社 支社長  濱本 寛夫 1982年入社

産業資材事業企画部 部長 産業資材営業統括部 化工品営業部 部長 大阪支社 支社長  濱本 寛夫 1982年入社

入社して30年あまり。これまでたくさんの経験を積んできました。最も印象的だったのが、20年ほど前のタイ拠点の設立。それまで「海外なんて関係ない」と考えていた自分に訪れたターニングポイントでした。グローバル化が進む今、当時の経験は貴重な財産となっています。


20年前、初めてのアジア拠点を開設。たとえ言葉が通じなくても、想いは伝わることを知りました。

現在の業務内容は?

3部門を兼務していますが、基本的な業務は営業活動と事業企画です。担当する営業品目は大きく分けて3つ。鉄道車両などに使われる防振ゴムと、住宅の地震対策に使われる制振装置・環境対策装置、高速道路などの橋梁に使われる免震ゴムがそれにあたります。大手車両メーカー、ゼネコンから住宅メーカーに至るまで取引先は多岐にわたるだけに、これから拡大が見込まれる製品カテゴリーです。会社からの期待も大きく、海外への販路拡大やそれに伴う拠点新設など、さらなる業容拡大が求められています。

現在挑戦している仕事について教えてください。

現在、全社目標として掲げている「2020年代初頭1兆円企業」の実現に向け、さまざまなチャレンジに取り組んでいます。中でも最重要課題は海外展開を加速させること。たとえば近年、高速鉄道の普及が世界規模で進んでいますが、そこに私たちの鉄道車両向け防振ゴムが採用されれば、日本国内とは比較にならない規模のビジネスになります。そうした目標を実現するために、新しい海外拠点の設立や、既存拠点の活用法などを探っている真っ最中。1兆円企業を実現させるため、多様な業務にチャレンジしています。

キャリアの中で最もチャレンジングだった仕事とは?

20年ほど前に携わったタイ法人の設立ですね。アジア初の拠点づくりで、不慣れな英語での交渉や見知らぬ土地での立地検討など、初めての経験ばかり。習慣の違いから日本流のやり方が通用せず、計画が暗礁に乗り上げそうになったことも。しかし私は諦めませんでした。「この計画が成功すれば会社の発展もさることながら、タイの発展にもつながる」という想いがあったからです。ときに身振り手振りを交え、ときにホワイトボードに図を描き示しながら、粘り強く交渉を重ね、遂に迎えた調印式。タイのみなさんたちと泣きながら喜びを分かち合いました。この成功には上司の支援や『お前の好きにやってこい』と言う言葉が支えになっていました。

学生のみなさんに知ってほしい、住友理工の魅力とは?

文系の方には「えっ?部品メーカーって何?」と思われるかもしれません。でも、これが実に面白い会社なんです。「こういう仕事がしたい!」という意志と考えを持っていれば、どんどん仕事を任せてくれる。風通しがよく若手の意見も積極的に取り入れる。早い話が「チャレンジさせてくれる会社」だということです。また、連結で2万人以上の従業員がいる企業とは思えないほど、社員同士の距離が近い。これも他にはない特長だと思います。部署の垣根を超えて仲がよく、難しい仕事も協力し合うことで乗り越えて行けるんですよ。

自分の部下に求めること、期待することとは。

タイでの経験で学んだことですが、現地に行ってみないと分からないこと、実際にやってみないと分からないことが仕事にはたくさんあります。だから若い人たちには、どんどん海外に出てチャレンジしてほしいです。そのためには、今後さらにグローバル化が加速する中で変化に対応できる多様性を身につける必要があります。私たちは、部下の頑張りを評価することはできても、部下自身を磨くことはできません。自らの得手不得手を知り鍛えることで、そういう時代にも対応できる力を身につけて欲しい。そのためのサポートは惜しみません。