よくあるご質問
一般事項について
- 制震住宅はどのようにして地震の揺れを小さくするのですか?
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地震のエネルギーをフレームに組み込んだダンパーで吸収することで、建物の変形を小さくします。
車が凸凹の道路でもショックアブソーバが揺れを吸収することで、車内の人は道路の凸凹を感じることなく、快適性が保たれるように、揺れを吸収する制震装置を住宅に搭載することで、耐震性能を向上させていると言えます。 - 壁倍率とは何ですか?
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建築基準法で定められている壁の強さを表す数値のことです。筋かいや構造用合板などの耐力壁は壁倍率を取得しておりますが、TRCダンパーのようないわゆる制震材で壁倍率を取得するには様々な試験を受ける必要があります。
- 耐震評点とは何ですか?
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正式には上部構造評点といい、既存建物の耐震性能を現す数値のことです。
評点が1.0以上あると建築基準法が定める最低限度の耐震性能があると考えられます。 - 制震ダンパーにはオイルや鋼材を使用したものもありますが違いはありますか?
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ゴムは地震後にじんわりと元に戻る性質が高い為、繰り返しの地震に対し有効です。
- 品確法の耐震等級はいくつになりますか?
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高減衰ゴム等を用いた制震住宅を建築基準法の中で評価するには、一棟ごとに数種類の地震波を入力して建物の安全性の検証をする、地震応答解析しかありません。
現状では制震住宅の耐震等級は、耐力壁のみで評価せざるを得ません。