先輩社員インタビュー
未知の領域に挑み、
人々の暮らしを支える
技術を生み出す。
技術系
中野 資之2016年入社
研究開発本部
基盤材料開発研究所
物質工学専攻出身
Thema 01
入社のきっかけ
私が就職活動で重視していたのは、「人々の安全・快適な暮らしを支えるものづくりに携わりたい」という想いです。そして、学生時代の専攻で学んだ知識を少しでも活かせればと考え、就職活動に取り組んでいました。そうしたなかで出会ったのが住友理工です。制震ダンパーなどの住友理工の製品は人々の暮らしに貢献しており、こうした製品の開発に自分も携わりたいと思いました。
会社説明会などで感じた住友理工の社風も、入社を決心する後押しとなりました。説明会に来ていた先輩社員たちの話や先輩社員と人事のやりとりから、若手社員であっても意見や意志を尊重してもらえ、裁量を与えられることがわかりました。こうした企業風土のなかであれば、自分らしく働きながら「暮らしを支えるものづくりに携わりたい」という想いを叶えられると考え、住友理工への入社を決めました。
Thema 02
現在の業務内容
私の現在の業務は断熱材料技術の開発です。住友理工が開発した“薄くて軽くて柔らかい断熱材”である「ファインシュライト」の用途を拡大するための高機能化を図っています。社内外のさまざまなパートナーと協力し、新たな材料配合や製法を日々検証していますが、仮説検証では思い通りの成果が出ないことも多いです。しかし、諦めずに繰り返し挑戦すれば少しずつ未知の領域が解明されてくるところに、この仕事のやりがいを感じています。
また、断熱材料の開発と並行して、CO2回収やグリーン水素製造などのカーボンニュートラルに向けた新技術の研究も進めています。こうした研究が実を結ぶのは、早くても2030年代でしょう。しかし、ずっと先の未来をも見据え、新たな研究テーマに取り組んでいくのも、住友理工の大切な使命であると考えています。自分たちの研究に活かせる種がないか、幅広い分野の新技術にアンテナを張りながら、これからも「人々の安全・快適な暮らしを支えるものづくり」に取り組んでいきたいと思います。
Thema 03
Believe yourself
私が入社後に配属されたのは、現在所属している基盤材料開発研究所の前身部署です。ただし、入社直後から携わった「ファインシュライト」の製品化に関わるために、その後いったんは開発センターに異動に。製品として世に出る、「ファインシュライト」の開発に携わることができました。
開発の道のりのなかで最も苦労したのが、お客様へのご提案です。「ファインシュライト」を製品に搭載していただけないかとお客様にご提案をすると、「こんなに薄い断熱材で本当に効果があるのですか?」と疑問を投げかけられたのです。もちろん、断熱性能には自信がありました。しかし、断熱材はそれまで住友理工が手掛けてきた製品とは大きく異なる分野であったため、その効果を上手くデータで示せなかったのです。
私たちはお客様へのヒアリングを重ね、断熱性能の評価手法を模索しました。そして社内の他部門にも協力してもらって熱解析を行う独自の手法を考案し、断熱性を明確に裏付けるデータをお客様に示せました。自分たちが開発した製品、そして自分自身を信じ続けたからこそ、大きな成果を残せた事例だと自負しています。
大切なのは、自分や自分が開発した製品に自信を持つこと。みなさんもぜひ、自分を信じて前に進み続けてください。
1日のスケジュール
08:30
08:30始業
メールと1日のスケジュールを確認。前週末に計画した1週間のスケジュールに沿って業務を進めます。
10:00
10:00打ち合わせ
取引先とオンラインでミーティング。
12:00
12:00昼食
社内の食堂で昼食。同僚と一緒に食事をすることもありますが、その後はプライベートのメールチェックや予定確認、ネットショッピングをしました。
13:00
13:00実験
研究では定常業務がほとんどないので、常に動きながら考え続けることを大切にしています。
15:00
15:00週間報告
直近の1週間の進捗をグループ内で共有。今後の方針を決定しました。
19:00
19:00退社
残業は少なく、定時で退社できる日も多いです。帰りにコンビニでユニークな商品を購入するのが楽しみです。
休日の過ごし方
休日にやりたいことが多すぎるので、平日と同じ時間に起床しています。そして、録画してあるドラマを観たり、家族でショッピングに出かけたり、キャンプの計画を立てたりと、一日中フル稼働しています。コーヒーの焙煎やドリップも趣味なので、休日にはいろんな豆の味を試飲しています。夕飯は世界各地の料理に挑戦することも多く、料理をしながらお酒を飲むのが好きです。