先輩社員インタビュー
海外駐在などで得た
学びがすべて、
今の仕事に生きている。
技術系
川地 裕矢2009年入社
防振事業本部防振生準統括部
生準技術部
電気電子工学専攻出身
Thema 01
入社のきっかけ
学生のころからクルマが好きで、さまざまな自動車の開発に関わりたいという想いがあったので、部品メーカーを中心に就職活動を進めていました。そうしたなかで、住友理工の先輩社員と深く話をする機会がありました。10歳近く年齢が離れていましたがその先輩は非常に親しみやすく、社会人になるにあたっての不安などをいろいろ相談しました。
また、その先輩社員からはチームワークを重視する住友理工の仕事のスタイルについて教えてもらいました。そのときに思い出したのが、学生時代の共同研究で成果を出せたときに感じた大きな喜び。自分は仲間と一緒に目標を達成することが好きなので、住友理工でならやりがいを感じながら仕事に取り組めると思いました。
住友理工に入社するきっかけとなった先輩社員には、入社後にもいろいろ相談に乗ってもらいましたし、今でもお付き合いがあります。住友理工の社員は面倒見の良い人が多いのですが、その先輩も後輩思いの素敵な先輩です。
Thema 02
業務内容とこれまでのキャリア 業務内容
現在担当しているのは生産準備の業務です。私がリーダーを務めるグループでは、防振ゴム製品を製造するための金型などの特性評価や、製造に最適な温度や時間などの条件の分析を行っています。生産準備が担っているのは、設計と製造の間の橋渡し役です。新製品の量産化に向けたプロジェクトが円滑に進むように、世界各地に点在する生産拠点との情報共有にも力を入れています。社内外の多くの人とともに業務を進める生産準備の仕事は、コミュニケーション力が求められる仕事だと感じています。
住友理工に入社して最初に携わったのは、防振ゴム製品の設計です。国内自動車メーカー向けの製品を6年間担当しました。その後、日本国内で生産準備、そしてアメリカで生産技術に携わり、現在にいたっています。防振ゴムの設計と生産技術の両方に携わった経験を持つ人材は、住友理工のなかでもきっと私だけではないでしょうか。製品設計と生産設備の両方の知見を有していることが、現在の生産準備の業務に生きています。
Thema 03
Believe yourself
4年間のアメリカ駐在では、製造工程の企画や設備導入、工場の合理化などを行う生産技術を担当していました。アメリカに赴任した当初は、いろいろと失敗もしました。工場での検査の作業効率を高めるために新たな照明を導入したところ、現地の従業員にはまぶしすぎてサングラスの着用が必要になったり、導入した設備が現地作業員の手には小さすぎて作業がしづらかったり……。
こうした失敗は、日本基準で考えてしまったのが要因です。本社から現地に赴任している自分の役目は、日本でのやり方を海外の生産拠点にも浸透させることだと思い込んでいたのです。しかし、失敗を経て現地の従業員に寄り添う姿勢を大切にしたことで、その後は生産性の向上などに貢献できるようになっていきました。こうした現地の従業員や仕事のスタイルに寄り添う姿勢は、今の生産準備の仕事でも生きています。
例え失敗をしてしまったとしても、そこから学べることがたくさんあります。だからこそ、自分を信じて挑戦し続ける姿勢が大切です。これから住友理工に入社してくるみなさんも、ぜひ自分を信じ、積極的に挑戦してください。
1日のスケジュール
07:30
07:30WEB会議
現地の時間に合わせ、北米の生産拠点と打ち合わせ。プロジェクトの進捗状況などを共有しました。
09:00
09:00試作品の評価
小牧市にあるトライアル専用の工場で、新製品の製造用ツールの動作確認や試作品の評価を行いました。
12:00
12:00昼食
部署の先輩や後輩と社員食堂でランチ。アウトドアの話などをしました。
13:00
13:00分析・資料作成
午前中に工場で取得したデータを分析し、資料にまとめました。自分の作業の合間に、チームのメンバーから上がってきた書類の承認などを行いました。
16:00
16:00WEB会議
夕方にはアジア圏の拠点と打ち合わせを行っています。
17:00
17:00退社
業務を終えると、まっすぐ帰宅して育児・家事をしています。同僚とクラフトビールなどが飲めるビール専門店で飲む日もあります。
休日の過ごし方
小学生の子どもと過ごす時間を大切にしています。1年前にアメリカ駐在から戻ってきたばかりなので、子どもに日本ならではの体験をたくさんさせてあげようと思っています。夏なら鮎のつかみ取り大会、秋は栗拾いなど、季節ごとのイベントをいろいろ楽しんでいます。以前は同僚とゴルフに行くこともありましたが、今は子どもがいるので家族が最優先ですね。