CROSS TALK 01 「まずやってみよう」から仕事が始まる。
若手社員が活躍できる会社です。

2016年入社の女性社員と、2017年入社の男性社員。
6名の若手社員による座談会です。
入社の理由や今後の目標、住友理工の特徴的な風土などを、それぞれの体験をふまえて語ります。

MEMBERS

  • 2016年入社

    石川 実枝

    住友理工ホーステックス株式会社出向 営業企画室
    外国語学部 スペイン・ラテンアメリカ学科出身

  • 2016年入社

    木俣 薫織

    ウレタン事業本部 制遮音事業部 制遮音技術部
    農学院 生物資源科学専攻

  • 2016年入社

    西原 みどり

    情報システム部
    情報工学科出身

  • 2017年入社

    渡辺 優人

    生産機能本部 マテリアル事業部 生産技術部
    有機デバイス工学専攻

  • 2017年入社

    恒成 順平

    自動車用ホース事業本部 技術統括部 第1技術開発部
    応用化学専攻

  • 2017年入社

    纐纈 太希

    防振事業本部 防振技術統括部 第1技術部
    物質制御工学専攻

それぞれの仕事内容と、成長エピソード。

――本日はよろしくお願いします。まず、皆さんの仕事内容を教えてください。

石川
私は営業企画室という部署で、企画業務や欧米・インド向けの営業支援活動などを行っています。担当している製品は、建設機械などに使われる産業用ホースです。企画の仕事としては、市場調査やマーケティング、販促用のノベルティやカタログの作成などを行っています。
渡辺
私の所属部署はマテリアル事業部です。当社のゴム製品のもとになる「練りゴム」と呼ばれる材料を生産し、各事業部に供給しています。私が担当しているのは、製造工程の設計や、品質の安定化などの業務です。
木俣
ウレタン事業本部という部署で、自動車の防音材の設計や評価、お客様との折衝などを担当しています。お客様の困りごとを聞き、そこにどう対応していくかを考え、設計を行う仕事です。開発の初期から量産化に至るまで、全体の流れに関わっています。
恒成
自動車用ゴムホースの設計・開発を担当しています。材料選定やホースの構造設計をするほか、検討した仕様での製品評価を行います。また、当社のお客様である自動車メーカーに足を運び、開発品の協議や要望のヒアリングなどを行うことも、設計・開発担当としての重要な仕事です。
纐纈
私は自動車のエンジンマウントの設計・開発をしています。新たに開発される車両の情報をお客様からいただき、要望に沿った形状を検討し、試作品製作や評価などを進めます。仕事の内容としては恒成君と似た部分が多いと思います。
西原
私は情報システム部で当社の自動車営業部が使う業務システムの企画や要件定義を行っています。業務上で困っていることを聞き、それに対して「どう解決すれば良いか」を一緒に考えるという仕事です。課題を解決するためにシステムの活用が必要なら、「こういうシステムを作りましょう」と要件定義を行います。

――今までの仕事を振り返って、成長につながったエピソードを教えてください。

石川
今までで印象に残っているのは、外資のお客様の公開入札を担当した時のことです。事前に情報を入手するところから、原価情報を積み上げて見積りを提出するところまで、限られた時間の中で行いました。そのプロジェクトを担当したのは入社2年目の時です。大きなプレッシャーがありましたが、その分成長につながったと思います。
西原
私も2年目の時の仕事が印象に残っていて、新しいシステムの立ち上げをゼロから担当しました。まさか自分が先頭に立ってプロジェクトを進めるとは思っていなくて。正直、右も左も分かりませんでしたが、上司や先輩に協力してもらいながら進めました。

住友理工の社風と仕事のやりがい。

渡辺
若いうちから重要な仕事を任されるのって、うちの会社の特徴ですよね。
木俣
そう。私が初めて主担当としてエンジンカバーの設計に携わったのも、2年目の時。この時のプロジェクトは製造拠点であるポーランドのスタッフと英語でやり取りするなど難しい点の多い仕事でしたが、これを乗り越えたおかげで技術者としての自信がつきました。
恒成
私の印象に残っているのは、ホースの振動低減を目的に開発を行ったことです。「振動の低減」というのは元々防振分野の考え方なのですが、その考え方をホースにも活かせないか、ということで開発を行いました。当初は想定していたデータがなかなか得られなかったのですが、周囲の人に助けられながら原因調査を行った結果、試験方法に問題があることを突き止めました。この仕事も入社2年目の時です。それまでできなかったことができるようになった時の達成感は、今も忘れられません。
渡辺
「こういうことをやってみたい」と提案すれば、それが仮に突拍子もないアイデアであっても否定されることはありません。「まずやってみよう」とか「一度試した上で考えよう」と言われます。
恒成
この会社に入って驚いたのは、仕事の中で議論を交わす場面が多いことです。入社前のイメージだと、仕事ってもっと機械的にやるものだと思っていました。でも実際は、先輩・後輩という立場に関係なく、自由に意見を言うことができます。
纐纈
私もそこは意外でした。規模の大きな会社なので、業務の進め方などがもっと固定化されていると思っていたんです。でも、実際は柔軟に意見を取り入れる風土があります。「お客様の要望を何とか実現させよう」と、関係者が一丸となって取り組んでいる感じがします。
渡辺
逆に入社前の印象通りだったのは、「体育会系」の雰囲気(笑)。就職活動中からリクルーターの先輩などと食事に行く機会があって、熱い人が多いと感じていました。フランクで話しやすく、やさしい人が多い。その印象は今も変わっていません。

――続いて、皆さんの入社理由を教えてください。

恒成
私は大学で高分子化学を専攻していて、材料を扱うメーカーの一つとして住友理工に興味を持ちました。併せて大きな理由は、自分の身近にある製品に携われることです。住友理工の製品が載った自動車は、世界の多くの国で走っています。そこに魅力を感じました。
石川
私は外国語学部でスペイン語を専攻していて、最初は旅行会社でツアーコンダクターになりたいと思っていたんです。その志望が変わったのは、アメリカとスペインに留学した経験です。アメリカに行くと、日本製のハイブリッドカーがたくさん走っています。「日本の製品って品質がいいよね」という声を聞いたりする中で、日本のモノづくりに誇りを感じるようになりました。それで、自動車産業のメーカーで働きたいと思いました。
西原
就職活動をしていて、会社選びの決め手となったのが住友理工の事業の多様性でした。自動車部品だけでなく、インフラやヘルスケアなど、幅広い領域の製品を作っています。また、採用サイトを見て、情報系の人材を必要としていることも分かりました。この会社なら自分にも活躍のチャンスがあると思い志望しました。
木俣
私は農学の分野を学んできたので、当社の中では少し珍しいタイプです。住友理工に興味を持ったのは、会社の研究開発のテーマの中に、バイオや生物系の知識を使う研究があったことです。新しい領域に事業が広がっていく中で、そこに関わっていけるイメージが湧きました。

同期メンバーの関わり、そして寮生活について。

――この中で女性の3名、男性の3名が、それぞれ同期入社ですよね。同期の関わりなどを教えてください。

石川
私たちの同期は、誇張抜きにすごく仲がいいですよ。
木俣
本当に。2か月前に四国に旅行に行ったばかりですし、ゴールデンウイークには九州にも行くなど、よく一緒に旅行に行きます。
恒成
我々も仲の良さでは負けてないですよ! 月イチでフットサルをやっていて、同期のメンバーは男女関係なく参加します。
渡辺
あと若手時代に寮生活を経験するのが大きいですね。休日でも一緒に飲みに行ったり。普段の時でも、共有スペースでみんな一緒にお酒を飲んでしゃべることが多いです。
恒成
あれがいいよね。残業して少し遅い時間に寮に戻ると、先輩たちがすでにお酒を飲んでいるんです。そこに加わって、「今日、仕事でこんなことがありました…」と愚痴を聞いてもらったこともありました。
纐纈
私も先輩たちにはいろいろ相談に乗ってもらいました。やはり、仕事を離れた場だからこそ、本音で話ができるのだと思います。
石川
入社して配属される前に、人事の方からかけてもらった言葉が印象に残っています。「同期はチームだから」と言っていただいたんです。今改めて、その言葉の意味を実感します。
西原
社会人になって、これだけ深い付き合いができる仲間ができるとは思っていませんでした。私たちだけではなく、社内のどの年代の人たちも、同期の仲がいいですよ。入社20年目くらいの人でも、「今度同期が海外に駐在するから壮行会をする」という話をしています。

これからの住友理工と今後の目標。

――今後の住友理工はどうなっていくと思いますか? 未来の会社の展望と併せて皆さんの目標も教えてください。

西原
当社の事業がますますグルーバル化する中で、私たちが作るべきシステムのあり方も変わっていくと思います。新しい技術を活用して世界中の拠点で共通して使えるものになれば、情報の共有や分析の速度が上がり、さらに業務がしやすくなると思います。
石川
私が実感しているのは、自動車の分野でもそれ以外の分野でも、新しい製品の開発がどんどん進んでいることです。その勢いは社内全体から伝わってきます。
渡辺
そうですね。私の部署でも新しい材料を扱ったり仕事のやり方を変えたりする活動を進めています。その一つが、工程の自動化や省人化です。将来的には世界のどの拠点でも同じ品質の製品が安定供給できるように、すべての工程を自動化する流れが進んでいくと思います。
纐纈
自動車業界が100年に一度の変革期にあると言われる中、私の部署でも積極的に時代の変化に対応した技術開発を進めています。私は直接的に新製品を開発する役割ではありませんが、それでも開発業務の一環として、今後の製品動向を予測しながら先行開発を行っています。
渡辺
先ほど言った「品質の安定化」を進めるためには、まずは自分がいろんな改善案や新しいアイデアを出せるようになる必要があります。まだまだ知識も経験も先輩方には及びませんが、臆することなく挑戦を続けていきたいと思います!
西原
私が自分の手で作りたいのは、業務における問題を根本から解決できるシステムです。たとえば「入力業務が多い」という声があった時、「何でその入力が必要なのか」といった根本のところから分析し、本質的な問題解決ができるようなシステムを作りたいと思います。
石川
「入社して3年で一人前」とよく聞きますが、私もようやくその3年を超えて、業務の流れや仕事の進め方がある程度分かってきました。これからは自分のやりたいことを主体的に行っていきたいと思います。
恒成
今までは上司と一緒に仕事を進めることが多かったのですが、これからは自分が前面に立ってお客様の信頼を勝ち取りたいと思います。「信頼される設計者」になることが目標です。
木俣
お客様に住友理工の窓口として認められることが私の目標です。また、部署に後輩が入ってきたので、その後輩をサポートする役割も求められています。後輩と一緒に成長しながら、技術者として一人前になりたいと思っています。
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