住友理工の社風と仕事のやりがい。
- 渡辺
- 若いうちから重要な仕事を任されるのって、うちの会社の特徴ですよね。
- 木俣
- そう。私が初めて主担当としてエンジンカバーの設計に携わったのも、2年目の時。この時のプロジェクトは製造拠点であるポーランドのスタッフと英語でやり取りするなど難しい点の多い仕事でしたが、これを乗り越えたおかげで技術者としての自信がつきました。
- 恒成
- 私の印象に残っているのは、ホースの振動低減を目的に開発を行ったことです。「振動の低減」というのは元々防振分野の考え方なのですが、その考え方をホースにも活かせないか、ということで開発を行いました。当初は想定していたデータがなかなか得られなかったのですが、周囲の人に助けられながら原因調査を行った結果、試験方法に問題があることを突き止めました。この仕事も入社2年目の時です。それまでできなかったことができるようになった時の達成感は、今も忘れられません。
- 渡辺
- 「こういうことをやってみたい」と提案すれば、それが仮に突拍子もないアイデアであっても否定されることはありません。「まずやってみよう」とか「一度試した上で考えよう」と言われます。
- 恒成
- この会社に入って驚いたのは、仕事の中で議論を交わす場面が多いことです。入社前のイメージだと、仕事ってもっと機械的にやるものだと思っていました。でも実際は、先輩・後輩という立場に関係なく、自由に意見を言うことができます。
- 纐纈
- 私もそこは意外でした。規模の大きな会社なので、業務の進め方などがもっと固定化されていると思っていたんです。でも、実際は柔軟に意見を取り入れる風土があります。「お客様の要望を何とか実現させよう」と、関係者が一丸となって取り組んでいる感じがします。
- 渡辺
- 逆に入社前の印象通りだったのは、「体育会系」の雰囲気(笑)。就職活動中からリクルーターの先輩などと食事に行く機会があって、熱い人が多いと感じていました。フランクで話しやすく、やさしい人が多い。その印象は今も変わっていません。