調達は、会社の利益に直結する仕事。
大きな責任とやりがいを感じています。

鈴木 槙吾2013年入社
グローバル調達本部 資材設備調達部 設備調達課
社会学部出身

「最適な調達」を実現するために。

私が入社以来携わってきた「調達」の仕事について防振調達部の業務を例にご説明します。私が担当していたのは、自動車用防振ゴムに関する調達業務です。ここで私は部品の調達先決定や価格交渉、製品コストの低減活動などを行ってきました。
調達活動の出発点となるのは、新しい車両の生産が立ち上がる際にお客様から受領するRFQ(見積り依頼書)です。そこで得た車両に関する情報をもとに、設計担当者がお客様の要求スペックを満たす製品を図面化します。それを受けて行われるのが、最適な調達先の検討です。仕入先を検討し、最安価格での仕入れを実現するのが、私たち調達担当者の役割となります。
コンペで競合他社との厳しい価格競争に打ち勝つことができた時や、製品の量産が始まった段階で原価低減を実現できた時が、この仕事のやりがいを感じる場面です。私たちがコストを1円低減することができれば、当社の利益を1円増やすことができる。会社の利益に直結する仕事に、大きな責任を感じています。

分からないことは足で稼いで調べる。

仕事の経験談として思い出されるのは、グループ会社の2億円を超える設備投資案件を担当した時のことです。前任者が海外赴任したタイミングで案件を引き継ぎ、右も左も分からないまま業務を担当することになりました。特に難しかったのは、各関係者からの情報収集です。設備投資を行うことによってどのようなメリットが生まれ、投資したコストをどのように回収できるのか。そうした裏付けとなる情報を得るために、設備を作る部署や部品を生産する部署、営業担当者など、さまざまな立場の人に話を聞きました。この時に実践した「分からないことは足で稼いで調べる」という姿勢は、新人の頃にOJT(オンザジョブトレーニング)担当の先輩から学んだことです。さまざまな部署の人からアドバイスをもらい、最終的には設備投資を実現することができました。
OJT担当の先輩の教えを大切にしてこれまで仕事をしてきましたが、まだ当時の先輩のレベルに到達できたとは思っていません。その先輩のように「みんなに頼られるバイヤー」になるために、今後も努力を続けていきます。

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