フレキソ印刷とは?

フレキソ印刷とは、版の素材にゴムや合成樹脂を使用した凸版印刷方式の一種。インキ供給にアニロックスロール(金属製)を用い、ダンボールやパッケージ、布などの印刷に多く利用されています。また、アニロックスロールの交換で、簡単に画質の調整ができます。

さらに、溶剤インキや水性インキ、UVインキ全てが使用可能。インキ選択の幅が広く、なかでも環境にやさしい水性インキが最適といわれています。環境問題に関心の高いヨーロッパでは特に軟包装分野のパッケージにおいて、フレキソ印刷への移行が活発に行われてきました。 日本においては印刷再現性を重視するあまり、システム環境の整備は遅れをとってきましたが、近年印刷技術の向上により品質が飛躍的に向上してきています。

今後ますます環境への配慮が求められる印刷業界において、その取り組みの1つとして注目を浴びています。

フレキソ版(弾性版の総称=凸版の一種)

版

製版工程

フレキソ刷版の製版工程(水現象) 例:デジタル版

◎AquaGreen:製版工程で溶剤レス化

◎『溶剤現像版→水現像版』は現像設備を変更するだけで切り替え可能